PHILOSOPHY

「本当に素敵な花嫁さんとは、どんな花嫁さんだと思いますか?」

私が貸衣装屋を初めて15年程経った頃、日本を代表する写真家の先生に聞かれました。
当時、よく一緒に仕事をさせていただいていたその先生は日本の写真界でとても有名な大先生でした。
衣装屋としてドレスの数や価格、実績ばかりを追っていて、まったく答えの浮かばない私に先生はこう言いました。

「私は、品のある花嫁さんだと思う。」

「品…!?」

価格の高いドレスや最新のドレスをお客様に提供して満足していた私とは、全く違った先生の視点を知り、愕然としたことを今でもよく覚えています。
先生は目に見える姿形の美だけではなく、女性の最大の美、「品性」を見出し、写真に写し出していたのです。

「どうしたら、品のある美しい花嫁さんを作れるだろう」
先生の言葉は私の考え方を変えるきっかけになりました。

花嫁さんと言っても、年齢、体型、好みなど十人十色。
しかも、花嫁さんをつくるには、ドレス、ヘアー、メイク、ブーケ、写真など、様々な人がたずさわります。
すべての工程でその道のプロが必要です。
そして、そのプロの仕事がバラバラであっては本当の美は作れない。

高い美意識と技術を持った人が、花嫁さんとしっかりと向き合って一緒に全ての工程をトータルに考えてあげられる事で、初めて、品のある本当に美しい花嫁さんは作られるのだと気がつきました。
そして、貸衣装という職を通して40年かけてたどりついた、『美しい花嫁の美』。
それは日本の伝統的な花嫁衣装、質素な白無垢姿の花嫁でした。
まさに、日本伝統の古典の美です。

この日本の美を、一人でも多くの方に知ってもらいたい。
品のある花嫁姿を絶対に後世に繋いでいきたい。

そんな想いから私たちの想いを集約した、『LIVE 日本の美』という花嫁さんをゼロから作っていくショーを月に1度、開催しています。
見ていただければ、きっとあなたも、『日本の美』を体感していただけると思います。

『結婚式の主役は花嫁』
私は、そう確信しています。

もちろん式場やお料理も、お客様を迎えるために、喜んでいただくために大切な要素です。
でもやっぱり『結婚式の主役は花嫁』です。
そして、絶対的に花嫁さんは美しく品があって欲しい。

一生に一度の晴れ舞台です。

花嫁さんには、もっと『美』に対して、貪欲になってほしい。
『美』に対して、疑問を持って欲しい。
ご自分の『美』に対しての責任を持って欲しいと思います。

そして、少しでもあなたの『美』のお手伝いができれば、この上ない幸せです。

貸衣装 BRIDALふきや
代表取締役 大庭 逸司